最近、現在の学歴モデルについて疑問を持ち、それに関する書籍を読んでいます。
今は「学歴の経済学」という西川先生の本を読んでいます。
最初は奨学金の実態について書いてありました。
この章を読んだ時、私はドキッとしました。私も奨学金を借りているからです。
奨学金の返済義務については知っていましたが、どれくらいの利子がかかっているのか、返済の実態については知らなかったのです。
奨学金を借りてまで大学へ行った方がいいと高校の時には耳にタコができるくらい言われたものです。結果として、今大学院で学んでいるので、後悔はしていませんが、この実態を知りたかったなとぼんやり思います。
そして自分が教員になった時、自分の経験をもとに「奨学金を借りてまででも大学へ行くべきだ!」と伝えていたら、、、と思い、怖くなりました。
参考までに東洋経済が出していた学校別の延滞率をランキングにした記事を見つけました。
2017年のものであり、またこの割合は記事にも書いてある通り、賃与終了者数の母数が少ない結果、延滞率が高くなっている可能性もあるため、確実性のある資料とはよべないかもしれません。
しかしこのランキングで私が注目したのはランキング下位の大学、つまり延滞率が極めて低い大学に着目しました。全てではないですが「薬科」や「看護」といったワードが多く見られます。
西川先生のいう「ジョブ型大学」が延滞率が低いのです。
まだまだたくさんデータを見なければわからないことはたくさんあると思います。
ただこのデータを見て、手に職をつけた方が有利な時代が、この本の帯のように、進路選びの常識が変わる兆しを目の当たりにした瞬間でした。
学歴の経済学
東洋経済オンライン
独自集計!「奨学金延滞率」ランキング
https://toyokeizai.net/articles/-/168512