僕の隣の隣の席の友人、親友が最近ずっと「鋼の錬金術師」を勉強の合間に見ています。
影響を受けてか、すぐ手を合わせたり、顔を掴んで分解とかいってきたりします。
〜ストーリー。〜
錬金術の栄えた世界で、禁忌とされる人を錬成してしまった兄弟2人。
代償として兄は片腕と片足、弟は身体全部を失ってしまいます。
たくさんの人、たくさんの錬金術を通して、弟の身体を取り戻そうとするお話です。
27巻でダレることなく、綺麗にすっぱり終わっているとても良い作品だと思います。
僕も大好きな作品の一つです。
その中で僕が影響を受けた言葉があります。
「等価交換」です。
錬金術は1から2のものを作り出すことはできません。
鉄から金を作ることはできません。金を作るには金からしか錬成できません。
これって何にでも当てはまっているのではないかなと思います。
何か成果を得たいと考えたら、それなりの代償が必要です。
大学院の生活で多いのは時間を使うことかなって思います。
人との繋がりもそうです。相手にとって嫌なことばっかしてきたのにその人と良好な関係を築きたいなんてあり得ないことです。不釣り合いです。
この作品では最終的に「等価交換」という真理を壊していこうと言う形で終わります。
1から1を作り出して終わりなのではなく、1+αを渡していこうということです。
僕も人間関係において、誰かと繋がる時に1を渡して1をもらって終わりなのではなく、相手に1+αを渡していける人間でいたいなと思います。