今日、バイト先の塾長とお話をしていました。
塾長も西川研究室出身の方です。
最近の自分の授業について話していました。
授業の中で子どもたちに
「タブレットで調べるのもいいねー。」と言ったとお話をした後に塾長は少し首を傾げて
「それって言ってよかったの?」というお話をしてくれました。
タブレットという価値観を良いと具体的にすると子どもたちが僕の顔色を伺って考えるようになるんじゃないの?というお話でした。
たしかに。と思いました。
僕は大学院で今学んでいますがその理由の一つにたくさんの価値観を知ることがあると思っています。たくさんの価値観を知っていることで子どもたちの行動にも価値を見いだせるのではないかと考えているからです。
いいものを知りたければグルメになる必要があります。
しかしながら良いものを具体的に良いとすると聞いた人はその味しか知りえなくなる可能性を孕んでいます。同じ味をみんながいいと思う世界線、僕は「????」ってなっちゃうなって思います。
西川先生が「これってこれこれでいいね〜」って褒めてるところなんか見たこともないなあ。と思います。
具体的に自分が考え、相手には抽象的に伝える。
これって実は大切なことなんじゃないかなって感じました。
PS 自分の持っている選択肢を全部子ども達にあげちゃうのもありでしたよね。