戸田の内緒話。

自分の日常で思ったこと、感じたことをつらつらとひっそり書きます。

変化。

授業では今日することを毎回黒板に書いておきます。だいたい①〜③くらいまであり、③は「説明をして納得してもらえたらサインをもらう。」が多いです。

 

最近の授業の光景です。

 

サインをもらうことに必死だった子どもたち。サインをもらうのに必死だった子のノートを見ると工夫がされていて説明を書く場所とサインを貰うゾーンを作っていました。自慢げに「ここサイン貰う場所なんだあ。」と笑顔で見せてきました。

 

そして授業後半、その子は僕の元にやってきました。「サインいっぱい貰えた。」っていつも見せに来るのでそれかな。と思うと「○○が答えわかったんだよ。あとは説明だけなんだよなあ。」と言ってその○○の元へ。ちょっと覗いで見るとノートに図が書いてあるのです。さらに驚いたのは2人の関係です。普段は争うことが何かと多い2人なのですがその時はお互いに論を争っていたのです。そしてまた時間が経つと「あいつが説明までできた!」と言ってきました。○○を見るとガッツポーズで叫んでいます。

 

それと同時に授業終わりの時間に。結局その子のノートを見るとサインもらうゾーンは真っ白。ずっとその子のとこにいたのですから。でも満足そうな笑顔が印象的でした。

 

「できる」ではなくて「乗り越える」に変えてから4日目の出来事でした。理由を全部言語化できないけどその光景が僕には涙が出るくらい嬉しかったです。