何かと最近、いわゆる生徒指導?をする場面があります。その子とお話する時にその子とどんな話をしようか考えています。
そんな時僕は大学院の授業で受けた「目的論」を思い出します。なにかの出来事に対して何故それをしたのかという「原因」を探すのではなく、それをどうしてしたいのかという「目的」を探し、その方法はどうだったのか考えるというのが僕の中での「目的論」の認識です。
この目的論でお話をしていて良かったと思うことが2つあります。
1つ目。目的の肯定から入ることが出来ること。
何かあった時大体のこども達はプラスな面での目的が多いです。ちょっとあの子と話したかったのような。その目的は否定されるものではないと感じるのでまず肯定することが出来ます。
2つ目。子ども達に選択肢を与えることが出来ることです。僕の中でここがすごく大きいです。それを達成するためにこの方法は間違ってた、ではどの方法が良かったのだろうと考える時間をとることができます。
これは大学院で学んだことです。多分大学院の時はこの授業が面白くて前のめりに聞いていた覚えがありますが実はここまで考えることが出来ていなかった気がします。現場に出て初めて結びついたことです。
大学院で学びが終わりなのではなく、ここからが学びなんだと改めて思い知らされました。